家族神話が苦手です。

家族という事実だけで、仲良くやっていけるとは全く思いません。

所詮他人なのだから、不断の相互理解努力によって、家族という一組織を運営しなければ簡単に崩壊するものでしょう。

 

冷めた考えですが、組織は個人が集まったもの。まず個人ありきです。

個人を尊重する考えがあって、居心地のいい組織ができるのではないでしょうか。

社会ではよくても、家族の範囲になると一気にその事実を忘れ、個人の問題を侵食するケースが多いと感じます。

親が子供の進路を決めてしまうとか。

子どもが親の老いを認められなくてあたりちらすとか。

どこかに「家族なんだから踏み込んでも大丈夫」という甘えを感じます。

親が子の人生に過干渉するのも、子が親に理想を押し付けるのも、お互いにとって不幸に終わります。

過剰に家族であることに期待するから、思い通りにならないときに疲れるのです。

個人として付き合えば、関係性の見方が変わります。

 

家族として許せなかった人でも、個人として見れば寛容な気持ちで付き合っていけるかもしれない。

 

しらすじゃっこでした。